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カラブリア4日目:チーズ工場とリキュール工場の見学2014.03.14 Friday
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遅くなりましたが昨年のカラブリア旅行記の続きです。
滞在4日目はチーズ工場見学とリキュール工場見学の2本立て。
明け方に雨が降ったので、移動の車の中から虹が何回も見れたのには感激しました。
イタリア語でチーズ工房を「Caseificio:カセイフィッチョ」といいます。
Fattoria della Piana
見学をするための身支度。
大きな工場なので、作る量も大量です。
これはモッツレッラを製造している所。
モッツァレッラを作る3つの型。
一口サイズのボッコンチーノから長い棒状の形まで。
三つ編みのような形だけは手作りしていました。
併設された売店では、流石カラブリア! 唐辛子入りのチーズが販売されていました。
工場の裏で飼われている乳牛を見学したり、牛の糞からBIOガスを製造してるという事でこちらも見学。
牛の糞からBIOを生産するシステムが大統領から表彰されたという事で、チーズ工場見学よりこのシステムの説明に力が入っていました。
私はカチョリコッタの作り方とか、そちらの方をもっと説明していただきたかったんですけどね〜
お昼は工場の敷地にあるレストランで。
モッツァレッラやペコリーノやサラミ、
ンドゥイアと、なんと!! イタリアでは超珍しい生ビール♪
オーナーの大好物なんだそうです。 素敵☆
この日のパスタはンドゥイアとドライトマトのパスタ。
これが超美味♪
先月のレッスンでご紹介したラデッキオを使ったリゾット。
お米がうっすらピンク色になるんですよ〜
この後メインの肉料理もとっても美味しくって、こちらのレストランはお勧めです!
今年の秋に日本でお料理教室を開催されるかもしれないということなので、その時は是非参加したいと思っています。
車で少し移動して、夕方にリキュール工場の見学。
オレンジ、レモンや甘草などからリキュールを製造している会社です。
甘草は苦手だったのですが、このリキュールはとても飲みやすくて美味しかったです。
モンテ物産で輸入しているという事だったので、機会があればレッスンでお出ししますね。
夕飯がついていない日が何回か続いたのですが、毎日お昼に食べ過ぎの状態だったのでスーパーでお買い物をしたのもので軽く済ませました。
フォカッチャと魚介のサラダ、オレンジ。そしてビールも。
スーパーのお惣菜とあなどるなかれ。結構美味しかったんですよ〜
面白かったのが、サラダに入っていたカニ? と思われたもの。
なーんと、カニカマです。(真中に写っている物体)
翌日同じスーパーでエビフライだと思って買ったものが、海老カマ?のフライだったのにはびっくりでした。
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カラブリア3日目:カンティーナ見学2014.01.12 Sunday
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午後はカンティーナ見学。
DOC SAVUTOを生産しているCOLACINOです。
全てのワインのラインナップです。
土着品種しか作らないというこだわりがあるそうですが、色々なぶどうをブレンドしているワインが多く、何となくボルドーっぽい味になっていたのが不思議でした。
私は郷土料理クラス用に、珍しい土着品種100%のワインを1本購入しました。
窓ガラスにはイタリアのワインの評価本でグラス(ミシュランの星と同じ意味)
を取ったというシールが張られていました。
日本には料理教室で教えてくれたアニータさんの妹さんが輸入されている
そうです。
ちなみにアニータさんの弟さんは、日本でイタリアンのシェフをされている
エリオ・ロカンダさんです。
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カラブリア3日目:フラントイオの見学とランチ2014.01.12 Sunday
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3日目の午前中はオリーブオイル生産者の見学です。
朝食後にちょっと時間が空いたので、ホテルの近くをお散歩しました。
野菜の苗を売っている店がありました。
プンタレッラの苗もありました。
苗のほかにもオレンジの鉢も。
これはクレメンティーナといってカラブリアのIGPに認定されているオレンジ。
皮が薄くてとても甘くて美味しかったです。
同じ通りの魚屋さんではカジキマグロを捌いている所でした。
1時間ほどお散歩した後にオリーブ農園へ。
今回お邪魔したのはラメツィアDOPを生産している i Tesori del Sole
大きい農園なので収穫は40年前から機械を導入しているそうです。
収穫の方法は、
大きなアームで木を挟み
ネットを広げてから木を揺らしてオリーブを落とします。
こちらで収穫されているのはカロレーア種。
癖がなくフルーティーなオイルでした。
お昼はオリーブオイル農園の方が紹介してくれたレストランへ。
少し内陸の高台に上った所にありました。
まずは前菜の盛合わせ。
内陸に入ったので、魚介からお肉に。
そしてワインはもちろん赤ワインです。
リコッタがミルキーでとても美味しかったんですよ〜♪
次はプリモ・・
と思ったら、前菜がまだまだ続きました。
カリフラワーの揚げ物、コロッケ、ミニロールキャベツ、パルミジャーナ etc
全部で6品です。
揚げ物が多かったので、この時点で満腹です。
大勢で食べると色々なものが味見できるので、楽しいですね。
プリモは2品出てきたような気もしましたが、写真もないし、記憶も定かでない・・
ランチはこれで終わり。
南イタリアの前菜の盛り合わせは恐ろしいほどのボリュームです。
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カラブリア2日目:観光と夕食2014.01.09 Thursday
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休憩後、夕食の時間まで海辺の街ディアマンテ(DIAMANTE)を散策。
海岸線に面した一帯は高級リゾート地のような町並み。
ここは壁に絵が書かれていることで有名な街なんだそうです。
唐辛子製品を多く扱っているお土産物屋さん。
壁に掛かっているのは、干した甘い唐辛子です。
丁度夕陽が沈む時間。
とても綺麗な景色でした。
のんびり観光をした後は、唐辛子協会のモナコさんのお勧めのレストランで夕食会。
RISTORANTE SABBIA D'ORO
まずは前菜の盛合わせ
バッカラ(干し鱈)のコロッケ、イワシのパン粉焼き、タコのサラダ、ホタテのパン粉焼き、
パルミジャーナ ・・・
パンは自家製のピッツァ・ビアンカ
プリモはニョッキの海老のバジルのソース
この時点で満腹だったのですが、どうしてもセコンドは食べて欲しいという事で、量を少なめに。
烏賊とアーティチョクのちょい辛炒め。
どれもこれも美味しくて、ここのリストランテは超!お勧めです。
ドルチェは唐辛子を使ったタルト。
甘さと辛さのバランスが素晴らしい!
確か、何かの大会で1番になったレシピらしいです。
この日も食べ切れなかった分はそれぞれお持ち帰りで、翌日の夕飯になりました。
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カラブリア2日目:唐辛子セミナー2014.01.09 Thursday
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年を越してしまいましたが、11月のカラブリアとソレントの旅をご紹介します。
カラブリアで初日に滞在したのは、ディアマンテの海岸沿いにあるホテル。
エントランスは巨大なサボテンがあり、南国に来たなって感じです。
サボテンの横の花壇には唐辛子。
流石、カラブリアですね〜
部屋からは海が見えました。
時差ぼけで早朝に起きてしまいました。
ん〜 学生自体にテニス合宿で行った千葉の外房を思い出すような・・・
さっそく午前中に唐辛子のお勉強会。
唐辛子研究会のモナコさんがホテルにいらっしゃって、2時間ほどみっちり唐辛子について教えてくださいました。
唐辛子研究会は20年ほど前にカラブリアのディアマンテで設立され、イタリア国内に90箇所、東京にも事務所があるそうです。
知りませんでした・・
では、お勉強した唐辛子のお話を少しだけ。
もともとは南米のメキシコで9千年前に栽培されていたものが200年前にヨーロッパに伝わってきたそうです。
唐辛子の種類は世界中で2000種類ほどあり、食用、アロマ、薬草として使われているそうです。
イタリアではカラブリアの気候が唐辛子の栽培に一番適していたそうで、細長い”ぺペロンチーノ・シガレット”が栽培されています。(写真左上)
唐辛子の辛さの感じ方は人それぞれですが、スコビレ値といって辛さを表す数値があるそうです。
唐辛子を切って水に入れて機械で計測し、1(少)〜10(大辛)の数値で辛さを表します。
カラブリア産のペペロンチーノ・シガレットは6か7。
辛くて有名なハバネロは8なんだそうです。
イタリアの唐辛子は結構辛いですね。
お勉強の後は、なんとディプロマ(終了証書)とエプロンまで頂いてしまいました。
お昼前にお揃いのエプロンをつけてホテルの厨房でお料理レッスンを受け、お昼は唐辛子を使ったお料理の試食会です。
前菜は甘い赤唐辛子のフリットとチーマ・ディ・ラーパと青唐辛子のオイル煮。
プリモはタリアテッレのンドゥイヤ・ソース
セコンドはスズキのパン粉焼き
ドルチェは生クリームのチェードロ風味
もちろんカラブリアの白ワインも頂き、夕方までホテルの部屋でひと休み♪
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